サイプレス

 

分類・・・ヒノキ科

属性・・・イトスギ属

 

 

♡サイプレスの歴史

サイプレスは、とんがり帽のように空にまっすぐ伸びる姿が特徴的な常緑樹です。

古くからヨーロッパを中心に広く生息し、ゴッホの絵画でも有名なこの木は、

日本ではイトスギと呼ばれクリスマスの飾りなどでも親しまれています。

 

ギリシャ神話に語源をもつサイプレスは、

もともと、同じ名前をもつ青年が木に姿を変えたものと言われています。

サイプレスは太陽の神アポロに愛されたとても美しい青年でしたが、

ある日、可愛がっていた鹿を誤って死なせてしまい

耐え難い深い悲しみにくれた彼は、サイプレスの木に姿を変えてしまいました。

 

喪失の悲しみからうまれた木であるサイプレスは、冥界の王であるハデスに属すると考えられ

その非常に長い歴史の中で棺の木材や葬儀の際のガーランドを作るために用いられるようになったこともあり、
次第に別れと鎮魂の象徴となっていきました。

 

サイプレスの学名がcupressus sempervirens
(=サイプレス・エヴァーグリーン)であることから、
死の象徴であるとともに、永遠の命を意味するハーブであるとも考えられています。

 

中世においてサイプレスは墓地に植えらるようになりましたが、
それにはサイプレスの芳香によって独特の匂いを和らげるとともに

邪悪なものを追い払い、死者達の安らかな眠りを見守る意味があったとも言われています。

 

このようにサイプレスは、古い時代より、人々の悲しみに寄り添ってきた香りなのです。
教会や巡礼者のための十字架をつくる際の木材として使われ、クリスマスツリーにも用いられるなど、
キリスト教との繋がりが強い木でもあります。

 

現代ではアロマテラピーとして人気の高いサイプレスの精油は、ウッディでどこか懐かしさを感じる香り。

不安を感じやすい精神の鎮静作用、ストレスを受けた心のなぐさめに適しています。

森を連想させる爽やか系の精油なので、アロマ初心者や、濃厚な花の香りが苦手な人にもおすすめです。

 

 

♡サイプレスの効能・効果

・防腐作用。
・オイリー肌の収れん作用。
・精神の鎮静作用。
・筋肉の硬直、痙攣などの緩和。

 

♡サイプレスのおすすめアイテム

 

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